LONG fast
□MP:18 お披露目タイム
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ザワザワと落ちつかないC組のメンバー
まさか最後が実技審査だとは思わなかったのだろう。容量の少ないレッドアイアンでは結構辛い
「あ〜九澄!!」
と、津川がやって来た
明らかに怒った様子で
「おめ〜スケボーどーしてくれんだよ!試験も時間くっちまったしよ〜」
「す、すまん!!津川ホント悪ィ」
逃げるように後退しながら謝罪する九澄
一体何があったのか愛花に尋ねるとどうやら試験中に彼のスケボーを勝手に借りた挙句壊してしまったらしい
(まったく、大賀ってば…)
どーしたものか
彼のスケボーを修理するのは簡単だ
だけど…
(津川くんに話しかける勇気がないんだよぅ)
話した事殆ど無いし
ってか九澄と伊勢以外のクラスの男子と会話をした事がない
津川は入学式の時に話しかけられたがゴールドプレートを見られて以来喋った事は一度もない
(ああでも…津川くんスケボーの魔法が多いみたいだし、でもでも…)
うー、だのあー、だの悩んでいる凛
その間に門庭の親父の魂(グッドガイソウル)が発動されたのだがまったく聞いていなかった
「さすが先生の魔法は強力ですね」
「いやあそこに効いてない生徒もいるよあれ柊先生の娘さんとゴールドプレートの加水さんかな?さすがだね〜」
気が付いたら隣で愛花が爆笑していた
そして周囲ではクラスメート達が顔を青くして倒れていた
一体何があったのだろう