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□MP:13 魔法のいたずら
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というワケで職員室へと向かう2人
壁の死角に隠れて教師が出てくるのを待った

「くそーアホらしい。こんな小学生みてーなこと…」
「でもやらないと入部できないもんね」

九澄にとってはM0のポイントをためる為の唯一の道なのだ
凛もできることなら手伝ってやりたい
ガチャ、と扉の開く音がした

「誰か来たよ!」
「よっしゃ一気にとりついてー…」

って

「速攻デコに…」

現れたのは九澄も凛もよく知っている人物

「柊先生!!?」
<あっちゃー運のねーやろーだな>

案の定あっという間に魔法で掴まれてしまう九澄
ペンを構えた状態でブランと宙に浮く

「九澄?こんな所で何のよ…うっ!!」
「ごめんなさい、先生」
「加水さん!?」

ドサッ

背後からこっそり忍び寄った凛が柊に手刀を食らわせたのだ
同時に魔法解除されて九澄も解放される

「よし、ナイス凛!後は任せろ」

そう言われてさっさと引っ込む
イタズラはやったら逃げるのが定石

「全ては夢のため許される!!」

許されねーよ
そんな突っ込みを抱えつつ九澄が柊の額に見事落書き成功
肉って、いつの時代だよ

「ははやった…」
「何をやったって…」

再び頭をがっしり掴まれる九澄
ああ、柊がものすごく怒ってる
冷や汗が全身を伝った

「…その柊先生にもっとカッコ良くなってもらおうと…」
「ほほ〜うならお前もカッコ良くしてやろーかな思いっきり!!!」

後はもう、表現のしようがない地獄だった




<肉はあたり前すぎたなー芸術点は2点だな。まあー開いてが柊って事で冒険点は5点
 一応合格でいいだろ>
「そっスか」

「アハハ私の部下にしよーと思ったけどキモイからやっぱいいや(何気に加水さん怖いしー)」

多少の同情を受けながら、とりあえず執行部入部が決まるのであった
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