LONG fast
□MP:20 クラブ勧誘お断り
1ページ/6ページ
魔法執行部って部活なんだ。初めて知ったよ
魔法試験が終わってそれぞれがプレートのレベルアップを果たす
そんな中一人退屈そうな凛
ゴールドプレートなのは凄い事だし、最近では誇りにすら感じてはきたけれど一緒に成長する喜びを分かち合えないのはなにより残念だ
…目の前の従兄みたいに
「とうとうか〜いよいよ俺も魔法デビューだぜ〜!!」
何ともまァ嬉しそうな顔して
確かに今までずっと人の魔法を見ているだけと言うのも辛かっただろうけど
「どんな魔法覚えよっかなーやっぱ強化系かなー
魔法使えるようになったら俺にも教えてくれよな、凛」
「あ、うん」
「夢見るのは勝手だがな」
とまぁそこで冷水が入るのはやっぱり柊
「今回の格上げ(ランクアップ)でお前が手にするのは入門用のRIだという事を忘れるなよ」
「RI…今まで皆が使ってたヤツ?」
「更に格上げすれば当然M0も使えなくなるぞ」
その言葉に驚く九澄
元々M0は魔法が入力できないM0プレートのみの使える力
RIとなれば使えなくなるのも当然
「RIは初心者向けの簡易プレートですから今度1年生が持つWI・I・Cなどと比べるとかなりの格下になるわね」
「そーなの?」
「そーしたら執行部どころじゃなくなっちゃうよね。ホントに基本的な事しかできないんだもん」
凛の言葉にうーんと悩む九澄
「どうするかはお前の自由だ。格上げの手続き期間はまだ2、3日あるよく考えろ
ま、慌てなくてもポイントが必要分たまっていれば一気に何段階も上のプレートに格上げする事も可能ではあるし
加水みたいに既にゴールドの者は格上げはないがな」
それは言わなくてもいーじゃないか