LONG fast

□MP:19 スケボー暴れて地固まる
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初めての魔法試験はやっぱり穏便に終わるはずがありませんでした まる






「金のガチョウ(ゴールデングース)」
「きゃー!」
「がっ、何だこれ」

伊勢の魔法に引き寄せられた生徒達
だけど百草の評価は不評。相手の舟木が7点で勝利

「幻の右+黄金の左!!」
「わったった〜!!つか…何で俺が〜!!」

でかい拳を繰り出す下田
対する乾は九澄を操り人形にそれを見事に交わしていた

「すげーぞFIGHTING委員長!」
「でも全部かわす乾の操作テクもすげー!さすがゲーマー」
「だは…」
「はい結構よ。どちらもよく使いこなせてます。共に9点の引き分けね」

おいおい足元の生徒も気遣ってやれよ
すっかり疲弊して倒れる九澄だった

「6班との勝負はこれで一勝一敗一分けの五分…九澄と凛抜きで勝ちを決めるかは次のあんたにかかってるのよ愛花」
「え〜あ…あんまり期待しないでね」

そういう三国にふと考える凛
こちらの方が一人多いので対戦するには一人余ってしまうのだが…

「先生」
「何かしら堤本くん」
「折角ゴールドが2人もいるんだしこの二人は最後に対決した方が面白くね?」

またしてもの堤本の提案に乗り気な一同
こっちは冷や汗もんだってのに冗談じゃない

「ま、まぁ柊先生いるから大丈夫だよね」
「そうだな」

こそっと話しあう2人
いざという時は自分が九澄の魔法を演じるつもりだったが柊がいる以上その必要はないだろう

そう思っていたのだが…

ピンポンパンピン

『柊先生!!1―Aの試験にて問題が発生しました至急試験場においで下さい!!』
「柊先生急がないと…!」
「いい!!何ですと〜!!!」

なんでこのタイミングでー!!

「ど…どーせたいした事じゃないでしょう。私がワザワザ行かなくても」
「何言ってるんですかここは大丈夫ですから」
「す…すぐ戻ってくる…待ってろ!!」
「誰に言ってるんですか先生」

百草と門庭に追い出される柊
そんなんアリ!?
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