way catch of stray cat girl

□The beautiful manager of tennis
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今は何を言っても、無駄なような気がした桜子は、忍足の思うがまま。
どうしてテニス部マネージャーなのだろうか。
忍足は桜子の腕を掴んだまま、跡部の元へ。
跡部にその話をすると、「マネージャーねぇ。いいんじゃねえの。俺様からの命令だ、マネージャーになれ。そうすれば俺様のかっこいい姿をいつでも見る事が出来るしな」と言った。
別に、跡部を見る為になるのではない。最初は断ろうと思っていたのが、忍足の所為でやる嵌めに。

(…何で私が・・・)

あいつがマネージャーになれば口説き放題だぜ。
これを機にアイツを絶対に落としてやる!
あの時の、余裕の笑みなんかただの張ったりだ。
クラスが同じどころか部活も同じなんだ。
こんな機会を逃して溜まるか。


とうの本人は、あまりやる気が無いらしく、外のベンチにちょこんと座っている。不機嫌な表情のまま。
一時間もしないうちに、ベンチから桜子の姿は消えていた。
マネージャー業も、気紛れな桜子に、跡部はますます苦労する事になるんだろうな―…。





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