企画集(てにす)

□拍手御礼第一弾*跡部
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君が、当たり前の様に傍にいてくれるから…。

隣で君が微笑んでる光景が大好きで…

つい手を伸ばしてしまうんだ。


「わッ!!ちょっ…景吾?いきなり抱きしめないでよ!びっくりするじゃん…」

「……」

「景吾?どぉーしたの?」

「お前…ずっと俺の隣にいろよ」

「はっ?…うん…ずっと景吾の傍に居るよ?」

「ずっと…俺の隣で笑ってろよ」

「…景吾が浮気しなければね」

「馬鹿かお前は…浮気なんかする訳ねぇーだろ」

「んじゃぁずっと傍にいる。ってか頼まれても離れないからね」

「お前…やっぱ馬鹿だな」

「なんでよ!」

「俺がんな事頼む訳ねぇーだろ。ぜってぇー離さねぇからな」

「覚悟してまぁーす」

「本当にしてんのかよ…」

「してるよぉー。ほら、これしょーこ」

「あぁ?」

チュッ‥

頬にだけど、軽く触れるだけのキス。

このキスが、ずっと景吾の傍にいると言う証。

「覚悟してるでしょ」

「あぁ」

「わっ!!」

微笑みながら言う君を抱きしめたくなった。

先程よりも強く…、強く…

「けぇーご…痛い…」

「んな可愛い事してっと襲うぞ?」

「なっ…ッ!…バーカ」

顔を真っ赤にして視線を逸らす照れ隠し。

そんな君が益々愛しくて…

手放す気さえ失せていく。

ずっと…

この腕だけに、抱き留めていたいから。

「こっち向け」

「う〜…」

「こっち向いて下さぁーい」

「な、なに…ッ!!」

頬なんかじゃ物足りなくて、俺は自ら唇を重ねた。

もっと…、君を感じていたいから…。

「さっきのお返しだ」

「〜〜〜ッ!!」

にやりと笑顔を見せればやられたと言う顔を見せる。

そんな表情も愛しくて…

どんな表情も愛しくて…

どうしようもなくなるんだ…。

「景吾のバーカ…」

「はいはい」

悪態ついてるけど、それはただの照れ隠しだって解ってる。

宥める様に強く抱きしめれば、身を委ねてくれる。

「好きだぜ」

「私も好きだもん」

腕の中で大人しくなった途端素直になる。

安心してくれているのだと…、そう思えてくる。

素直になったその言葉でこんなに満たされるなんて…

俺は、相当こいつに夢中みたいだな…。

もう手放せない位に、好きで好きで大切で…。

当たり前の様に傍にいてくれるこいつから…

俺は一生離れられないんだろーな。

腕を伸ばしてこの腕に…

いつまでも愛する君を―…





有難う御座いましたぁー!!

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