よろず夢置き場

□voce,〜君の声〜
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「私だって負けないもんね」


不思議。
すごい不思議。

桜子といると、すごい楽しい。
桜子といると、すごく落ち着く。
桜子を殺したいなんて思った事、一度もないや。何でだろうなぁー。

桜子の声を聞くと、安心する。
桜子が、俺の名前を呼んでくれるのが一番好きで、一番嬉しい。

「こっちこっち」

悪戯な笑みを浮かべて、俺は桜子に手招きをする。
鬼ごっこだから、捕まらなきゃいい話。因みに、マーモンは俺が抱いている。そのまま桜子に抱き締められているなんてムカつくからね。

「こんな所にいたー!」

城を使っての鬼ごっこだから、逃げる場所なんて一杯ある。けど、敢えてすぐに見付かる所にしか隠れてない。
ナイフを使うのは俺が鬼になった時だけ。逃げ回る標的をナイフで仕留めると言う実践を兼ねての鬼ごっこ。けど、今は桜子が鬼。ナイフは使わない。
桜子は使ってもいいと言うけど、桜子相手にはあまり使いたくない。


傷つけたくない。
理由はそんだけ。
桜子へのこの気持ち、よく解んないや。
お姉ちゃんが出来て嬉しい?


まぁ、そんな感じ。
そういう事にしとく。



鬼ごっこが終わった後、疲れた俺は桜子の膝枕で入眠体制に入る。

「お休み」

優しい手と、優しい声が、心地良く耳に響く。
頭を撫でられながら、何時の間にか夢の中。

「スー…」

「疲れたのかな?」

ぐっすり眠れる。
気持ち良く、ぐっすり眠れる。

桜子への気持ち。
姉が出来て嬉しいなんて、そんな簡単な気持ちじゃない。
それを知るには、俺はまだまだ子供で、色んな事を知らなさすぎた。
桜子が、ボスの女だという事を勘違いしたかった理由も、悲しむ事をしたくない理由も、マーモンを抱き締めてムカついた気持ちも、まるで解んないガキだった。

だけど、将来。
俺がもっと大きくなって、仕事がどんどん回って来る様になったらきっと─…



「笑ってる。ベルちゃん可愛い」

夢の中で、大きくなった俺が桜子を抱き締めている。
そんな夢を見ていた。
これが、将来に繋がる夢とは知らずに─…


continuare?
〜続くか解らない物語〜


後記→


++後記というか反省会++


ごーめーんーなーさーいぃー!(いきなりかいこれかい!?)

突発文です。ベルです。何処からどう見てもベルです。しかも幼少ベルです。


いやあぁぁぁぁ°・(ノД`)・°・ごめんなさい!見えないですよね!ベルに見えないですよね!

この次書く時はもっとベルらしく書いて見せます!っていうか研究しないと…;

目を通して下さり、誠に有難う御座いました(^-^)v
またお越しくださいませvV

有難う御座いましたぁー!!


執筆完了【2008/06/10】
更新完了【2008/11/05】
修正加筆【2014/01/11】
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