企画(ぎんたま)

□粉雪-沖田編-
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「総悟の前から消えたりしないから…溶けたりしないから…ってか無理だよ…総悟がいる限り」



決して、離れたりしないと…。


自分の運命呪えない理由は、あなただから…。


呪えたらどんなに楽か…。


でも、私にはそれは出来ない。


総悟に出会ってしまったから…。


愛する人が傍にいる運命…、呪える訳がない。


真選組にいるのも…


鮮血に身を染めようとも…



あなたがいるから。



「俺が離せねぇでさァ…。桜…」

「私も離れないから…こういう時、また暖めてくれる…?」

「体で暖めてやりまさァ。桜は虐め甲斐あるからねィ」

「アホ…変態」

「男は皆変態でさァ」

「…総悟だけだ」

「桜を暖めていいのは俺だけでィ」

「当たり前じゃん…」

どちらから共なく近づく二人の距離。
お互いに距離が零になった時、短いけど愛の詰まった接吻を交わす。
二人で微笑み合い、再び接吻を交わす。


誓いは違えない。


約束も違えない。


それが武士道。


だから、一生傍にいる。


粉雪が、二人の誓いを包み込む。
粉雪舞い降る背に、愛を誓う二人を、粉雪達がそっと見つめる―…


Happy Merry Christmas!!


執筆完了【2005/12/20】
更新完了【2005/12/25】
移行完了【2013/09/19】
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