おはなし
□土方十四郎の憂鬱
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それは銀魂高校3年Z組の午後の授業中のことでした。
俺の名は土方十四郎。Z組の生徒のひとりだ。
しかし・・・午後の授業ってなァとてつもない眠気が襲ってくる。誰だ眠気作った奴死ねよ。
そんなことを考えていると、隣に座っていた沖田総悟(またの名をサディスティック王子という)が急に立ち上がって教卓の前に立つ担任にこんなことを言いやがった。
「先生ー。土方が昼食った弁当にかけたマヨネーズがあたったらしいンで保健室連れてってきやす」
んなこと一度も言ってねェし。
しかし担任も馬鹿(いや、わざとか?)なので
「お〜そぉか。いってらっしゃい」
おーい、アンタは目が死んでるぞ〜・・って!
「ふざけんな総悟ォォ!!誰がマヨネーズにあたるかァ!!
自分で使うマヨネーズの賞味期限ぐらいちゃんと知ってんぞォ!!!」
きいてんのかコラァ!などと怒声をあげるがまったく無視。このガキ・・・。
力の強いこいつはなんの苦もなく俺を教室の外へと引きずり出す。
近藤さんの心配そうな顔が見えた。
・・どこも悪くないのに・・・何故か罪悪感が・・・。