おはなし

□近藤さんの誕生日
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『こちらB地点。姉御、まっすぐ屯所に向かってます』

「そうか、ご苦労。戻っていいぞ」

『了解』

携帯で山崎とのやり取りを終えると近藤に目で「行ってこい」の合図をした。

「トシ・・・っ行ってくる!!」

ばっと屯所を飛び出し、お妙が来るほうへと向かう近藤。


一方銀時は。

「ただいまー。あ、そうだ姉上は今日・・・」

「おー新八〜おかえりィ」

買い物から帰ってきた新八を客間からひょっこり顔を出して出迎える銀時。

「あれ?銀さん来てたんですか。土方さんの仕事は・・・」

「もう終わった。新八ィ残念だったなァ」

ニシシ、と笑う銀時をよそに新八は辺りを見回し、

「姉上まだなんですね」

と言った。

「え・・・まだって・・・お前知ってたの?」

「ハイ、一応・・・今日がバーゲンダッシュの特売日だって」

・・・・・・・。

「・・・・へ・・・?」


「お妙さアアァん!!」

お妙を見つけた近藤は猛ダッシュ。もちろんお妙は。

「おのれェェァア!何見つけてくれとんのじゃ人が急いでる時にィィ!!」

昇○拳炸裂。近藤は朗らかな顔で飛んでいく。

(あれ?何で??)というエコーと共に。



「今頃何してるでしょうねィ。近藤さんと姉御。」

部屋の窓から顔を出して今回の計画に満足する土方と沖田。

「そうだな・・・食事にでも行ってるンじゃねぇ・・・か・・」

二人はその時空飛ぶゴリラを見た。

「今の・・・近藤さんじゃねぇですかィ?」

「・・・まじでか」


・・・Happy Birth Day! 近藤さん!!
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