脳内からの産物1

□『君と歩む幸せの道 前編』準備中
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『君と歩む幸せの道』






此処は朽木家の一角にある通常離れと呼ばれる(しかし高級家具一式がある)部屋で、溜まっていた仕事をやり終えた恋次はストーブが少し遠くにある火燵の上で頬杖をつきながら、先程から降り始めたぼたん雪を雪見障子から眺めていた。



「なんだか、さみーと思ったら雪が降ってたのか・・・。これじゃあ明日は積もるな。」


『そうだな・・・・。』


『・・・・・・・・。』



そお言いながら恋次はゆっくりと立ち上がり、後ろにあったポットでお茶を入れる。

最近、尸魂界は現世に少しづつだか近づいて来ているらしい。

恋次は火燵に戻りお茶を飲みながら雪を少し眺めた後、先程からふて腐れて無言でいた蛇尾丸の蛇に話しかけた。


「なぁ、何でさっきからお前はふて腐れてんだよ?俺が女になったから不満か?」


蛇の頭をゆっくりと撫でながら問い掛け、その行動に促された蛇はポツリポツリと話し始めた。


『・・・だってよ、テメェが女になっちまって婚約した上に、腹ん中にガキが2人いんだろ〜。戦う機会が少なくなったんだから不満なんだよ。』


蛇のその言葉に恋次は苦笑しながらも、頭を撫でながら満足げに話し始めた。


「俺も少しつまんねーけど、不満はないぜ。それにまだ3ヶ月だけど、1番大切な人との子供が産めるんだからいいんだよ。」

『チッ・・・。///』


恋次はそお言いながら太陽のような笑顔を蛇尾丸に見せた後、猿は口元が少し笑い、蛇は照れて顔をそっぽに向けた。
                            
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