08/12の日記

07:58
海とかどうよ?その2 主人公's(後)
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遊星君の背中に飛び掛かろうとしたアトラス先輩は硬いブーツによる鉄脚で声無き声を上げ、吹っ飛んだ。


「さあ、行くか。」

「う、うん………。」


……………ドS四天王よりも怖い、正直。
四天王達のドSっぷりはわざとなのに対し、彼は完全に天然、無自覚なのだ。しかも無表情だから余計怖い。

他の皆も僕と同様の事を思っているのだろう。四天王の一人であるアレン君までその光景を目にし固まっている。

そんな中、全く影響を受けないでで遊星君に話しかけたKYがいた。


「なあ、新幹線ってどの駅に行けばいいんスか?」


……………愛すべきプリン頭、ティーダ君である。


「……………ここから歩いて十分ぐらいの所にある童美野モノレールに乗ってネオ童美野シティのど真ん中だ。」


ティーダ君の笑顔は普段無表情の遊星君ですら微笑ませることが出来るらしい。他の皆も安心したのか、固まっていた身体を動かし始めた。


「今日は坂田先生も来るって聞いたんですけど………。…………連絡が取れないですね。」

「この街広いし、迷子にでもなったんじゃねーの?」

「進んだ街とは言え、治安の悪い地域はまだ電波設備が整っていない所もあるからな……。GPS機能なら働くだろうがな。」


仮にも大人に対して迷子呼ばわりするなんて………僕には絶対言えないよ黒崎君。


「……仕方無い。アレン、坂田先生の電話番号とメールアドレスを教えてくれ。」

「何かやるんですか?」

「先生の携帯のGPSを使ってハッキン……………逆探知をする。」


今しっかりとハッキングって言ったよね遊星君………。携帯会社から無断で他人の機種情報を取得するのって完全に犯罪じゃ………。


「……………見つけたぞ。」


ハッキン……………逆探知に成功した遊星君はノートパソコンから顔を上げ、先程アトラス先輩が吹っ飛んだ自らのガレージを指差した。


「このガレージの裏だ。」


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ツ「アトラス先輩大丈夫かなぁ………。大事なトコ骨折してなきゃいいけど。」

そういう君はハイパー死ぬ気モードになると結構鬼畜だけどねぇ(笑)


白山

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