07/04の日記

22:07
少年と盗賊の冒険その1(ディ)
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「………………はぁ。」


暇だ、暇すぎる。


お昼時の真っ只中、少年ルーネスはため息をついていた。

秩序と混沌の闘いは未だ続いているのに、なんでこんなに平和なんだろう。事件があるといえばティナを狙って変人ピエロが乗り込んで来たり、変態銀髪同盟がケンカ?をふっかけて来たりするぐらいで、他に目立った事件は何も無い。ウォルに名前で呼んでもらえないことに腹を立てるのも無駄だと分かるぐらい、ここに来てから時間が経っていた。


「たまにはワクワクするようなことしたいなぁ……。……………そうだ。」


寝転んでいたソファから立ち上がり、自らの部屋に行く。小さな鞄に飲み物やお菓子などを詰め、彼は近くの森へ駆けていった。



――――――――――――――


「……………うわぁ。」


森に入り数分後、彼は広葉樹の生い茂る中でただ一本、巨大なクスノキを見つけた。風が吹くたびザワザワと涼しげな音が鳴る。


「…………ん?」


上を見上げたルーネスは見覚えのあるものを見つけた。太い枝から垂れる金色の細い尻尾。それと同じ色のセミロングの髪。驚いた彼は軽やかにクスノキに飛び、尻尾が垂れる枝に乗った。


「…………………ジタン。」

「………ん?」


呼びかけられ目をゴシゴシこする尻尾の主、ジタンは目を三回ほどパチパチさせ、声の方向を見た。


「…………よお。」

「よおじゃないよ、どうしてここに?」


うーん………とバリバリと頭を掻き、ジタンはルーネスに向き合った。


「ここ…………この辺じゃ空に一番近い所なんだ。飛空挺が懐かしくてさ。」

「飛空挺かぁ、この世界には無いのかな?」

「………今度ウォルに聞いてみるか!」

「うん!」


二人でそれぞれを見やり、お互いにこりと笑う。寝転ぶジタンにならい、ルーネスも広い枝に身体を預けた。



続く


――――――――――――――

ひたすらちびっこを絡ませたい白山( ̄∀ ̄)

ディシディアのジタンのショタっぷりには驚かされましたなぁ………。
まあ、声優さんはディシディアが出る前から冬獅郎ぐらいの声の低さで朴さんがいいなぁとか思っていたので。
まさか現実になるとは思いませんでしたが。(^ω^)

でもちょおっっっと声高すぎないかい朴さん(笑)


白山

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