06/01の日記

01:27
黒崎医院(後)
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ドカァァァン!!!!!


とあるバイク便屋の庭で、爆発音が響いた。



「おい、大丈夫か遊星!?」

「……………っ!!」


遊星のバイト先であるバイク便――――ストライフデリバリーサービスの店長、かつ先輩であるクラウドが駆け寄ってくる。遊星は大丈夫であるという意思表示をすると、すぐに立ち上がった。


「全く………Dホイールの改造もいいが、たまには息抜きをしたらどうだ?」

「…………すいません。」


クラウドの言うことはもっともで、遊星は暇さえあればDホイールの能力向上のための研究に腹が減るのを忘れるほど没頭することがある。酷い時には気づいたら夜明けでしたということもあるらしい。
クラウドはため息をつくと、彼が腕を押さえていることに気付いた。


「怪我をしたみたいだな。」

「……………これくらいなら平気です。」

「俺には店長という立場がある。バイトの怪我を放っておく訳にはいかないからな。」


そう言うとクラウドはメモ用紙とボールペンをポケットから取り出し、そこに簡単な地図を描いた。


「……?」

「近所の医者までの地図だ。嫌でも行ってもらうからな。」


そのメモを受け取り、地図とクラウドの目を交互に見つめる。
行かなかったら超究武神破斬なww

みたいな有無を言わさぬ目をしている先輩を見て、彼は諦めて店から出た。



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彼がたどり着いた医者の名前は『クロサキ医院』。そういえばクラスメイトにこんな名字の奴がいたな。などと思いつつ、入り口であるガラスの扉を押した。
扉に取り付けてある鐘が鳴ると、ドタドタと階段を駆け降りる音。目の前のカウンターにその音の主が飛び込み、手をついた。


「ふぅ………えーと検診ですよ…………ね?」

「……………お前の家、医者だったのか。」


クラスメイトのこんな名字の奴―――黒崎一護が、カウンターに手を置いたまま目を丸くして固まった。



――――――――――――――

実は明日体育祭な白山です。

後跳和戯高校の体育祭を早く終わらせたいですね………はい。

白山

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