みじか〜いおはなし

□はじ〇てのおつかい?
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乱「宴会始めるわよ〜!!!」

「「「オォーーーーーーーーーーー」」」
冬「ハァ………」

や「えへへ〜〜」





はじ〇てのおつかい?







乱「プハァ〜〜夜呑む酒も美味しいけど、昼間からってゆーのも悪くないわね〜!さああんたらガンガン呑みな

「「「「へい」」」」



現在、十、十一番隊の二隊の合同の宴会が行われている。もちろん企画したのは乱菊である。
剣八が断るはずがなくこうして騒いでいるのだ。



角「あぁ隊長ちゃんとおちょこで呑んで下さいよ!」

剣「別に変わんねぇだろ。」

角「変わりますって

弓「やめなよ一角。隊長に何言っても無駄さ。」
乱「ごちゃごちゃ言ってないで呑めそして裸踊りしなさい

角「え゛ぇ

冬「ハァ………。」

や「ひっつーどうしたの?」

向こうでギャイギャイ騒いでいる面子から離れて一人ため息をついていたのは酒を飲ませてもらえなくて不機嫌絶好調の十番隊隊長日番谷冬獅郎。そのすぐそばで茶菓子を貪っているのは十一番隊副隊長草鹿やちるである。



冬「ったく………。なんで飲ませてくれねぇんだよ……。この前は無理矢理飲ませたクセに。」

や「なんかね、子供はのんだらダメなんだって。」

冬「俺は餓鬼じゃねぇ

や「ひっつーは子供だもんこどもこどもこども〜〜〜〜

冬「俺よりガキのてめぇに言われたかねぇ

や「そうやってすぐ怒るところがこどもなんだよ〜〜だひっつーのガキ大将〜〜

冬「んだとゴラァ



大人達に負けず劣らず、ギャーギャー喚く二人。


や「ひっつーはどこからどうみてもこどもだもん

冬「ふんっ俺は思考回路が大人なんだよ

や「大人じゃないもんほっぺがぷよぷよのふにふにのままだったらまだこどもだもんひっつーまだほっぺでたこやきできるもんっ

冬「できないもんあ、ヤベうつった

や「ていっ

冬「うにゃあ



子供の証、『ほっぺでたこやき』をやちるにされ、奇声を発する冬獅郎。自分の頬でできてしまったのがかなりショックだったのか、半泣きでやちるを睨む。
対するやちるは、じりじりと冬獅郎に近づき、飛び掛かった。



や「うりゃあ

冬「ぐえっ



ごろごろごろごろと床を転げ回りながら器用に二人でぽこぽことパンチをする。



や「とりゃぁ〜〜

冬「うりゃぁ〜〜


乱「やかまし〜〜〜〜〜〜い

や・冬「「うぎゅう」」



二人で騒いでいた所を乱菊に見られ、仲良く鉄拳を喰らった二人は頭を押さえてうずくまった。



乱「隊長もやちるもそんなに騒ぎたいならお外いって騒ぎなさい

や「だってまだひっつー子供だもん!」

冬「かんけーねーだろ!!つか松本テメェ子供扱いしやがってこのやろ 乱「そうやってすぐ怒るから子供だと言われるんです」 う〜〜〜。」
乱「言うことを聞かないお子様はお仕置きよ!現世まで行ってお酒買ってきなさい



乱菊はそう怒鳴ると、二人の首根っこを軽々掴んで外へほりだした。



乱「じゃ、よろしく〜



そしてそのまま扉を閉めてしまった。



冬「…………………………叱っといてテメェ何子供に酒の調達行かしてんだよ



冬獅郎の叫びは乱菊に届くことは無かった。




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