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だいすき 3
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どす







公園のベンチに座って回想にふけっていた俺さまの隣に、どかりと勢い良く座った




まだ膨れ面を浮かべているのは、やっぱりしいなだった








「…………何ニヤニヤしてんだい?気持ち悪いね」

「べっつに〜」







しいなのこと、考えてたんだよ








そんな事言っちゃったら、絶対殴られるから 止めとこ

顔を真っ赤にさせちゃって、手に力いっぱい込めるんだから 可愛いねえ






「何〜?俺さまの事が心配で捜しにきてくれたの?」

「そ、そんなワケ ないだろ!」






ばし、とやっぱり殴られた

俺さまサンドバッグじゃないのよ







「あんたが女の子はべらかしていい気になってないか見にきたんだよ」

「そ〜かそ〜か、俺さまの事そんなに気になっちゃってるのか」

「そんなワケないだろ!」





2回目のそんなワケないだろ、はやけに早口で

真っ赤な顔で言われても説得力無いよ、しいな?




そういうわっかりやすいけど、あくまで否定しちゃうようなとこ

抱きしめちゃいたくらい大好きなんだけどな









差し出しかけた手、握り締めて背中に回した





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