TOS
□だいすき ３
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「しいな〜、機嫌直してよ〜」
「フン、知らないね」
しいなってばさっきから腕組して俺さまからそっぽむけていじけてやんの
素直にヤキモチやいてたって言えばいいのに、そーゆうとこ可愛いんだから
てゆーか、腕組むと胸の谷間が強調され
ぼこ
「いでーっ！いきなり何なのよ、しいな〜」
「あんた今邪な事考えてたろ！」
おおっと、ばればれでしたか
女の勘って鋭いねえ、おっかないおっかない
「しいな〜」
「うるさいアホ神子！話しかけるんじゃないよ！」
あ〜らら、すっかりご機嫌斜めでやんの
ぶすっと膨れたしいなの後を追いかけるも、今は取り付く島もナシって感じ？
しょうがないから追いかけるのを止めて、ふいっとしいなと正反対の方向に歩いてみた
しいなの足取りが遅くなって、ちら とこっちを見てる視線を感じた
寂しがりやなんだから、しいなは
そんでもって意地っ張りで素直じゃないんだから
でもそーゆーところが可愛いんだから
ちら、ちらとこっちを振り向くしいなの視線を感じながら
俺さまは余裕で鼻歌なんて歌っちゃいながらぶらりと適当に時間を潰す為に公園にでも足を向けた