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□だいすき ２
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「はーい、可愛いハニー」
ああ、そうだろうね
そうだろうだって思ったさ
どうせあたしにとってこいつは、
世界中にいる女という女の中の一人で
暇だからちょっかいを出したとしか思えない
自分だけを捕らえていた瞳も
自分だけにだと思ったあの甘い唇も
自分だけ特別に感じたようなあの言葉も
所詮は数多の女に捧げる言葉の一つにしか過ぎないんだ
期待するだけ無駄、無駄無駄
そう、あんなの
パーティーという浮かれた席で起こったただの気まぐれ
本気にする必要なんて、小指の爪ほどもない
だいすき ２