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剣玉と淡い恋心
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「はぁ〜」








気の無いため息に、ロイドは格闘していた宿題のプリントから目を離した

後ろを振り向けば、ベットの上で足をぶらつかせながら浮かない顔をしているジー二アスがいた。







「どうかしたのか?ジー二アス」

「え?ううん、何でも……」

「何でもって事はないだろう、そんなじめ〜っとした顔してさ」

「うん………」





ちら、とロイドを見やるとジー二アスはまた深いため息をついた






「でもなあ、ロイドじゃあなあ………」

「どういう意味だよ、それ!」






宿屋の窓に目をやって、ジーニアスは口を尖らせた







「プレセアの事なんだけどさ………」







下を向いてほんのりと頬を上気させて口を開いたジーニアスに

ロイドは確かに自分では助力できないな、と苦笑を洩らした







剣玉と淡い恋心
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