Main Poem


□さすらうのは
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時を詠み

人を読み

僕を黄泉へと誘って

君は1人荒野の中へ




裸の足は血にまみれ

裸の腕は砂まみれ

閉じた瞳に映るものはなく

閉じた世界に望むものもない




誰が為に唄うというのだろう?

黒い大地に身を伏せて

白い空に手を挙げて

灰の木々に火をつける

燃えていくのは砕けた理性




さまよう意味すら忘れる程に

赤い唇に毒を含んで

望みは終わりを見たいだけ

世界を呪う呪い唄




壊れていくのは君か僕か

終わりを知らぬ赤の君と

終わりきった青の僕と




終わりを求めて1人荒野へ

終わることは出来ないけれど




君は1人で只道を行く






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