Main Poem
□服に付いた血飛沫。
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踊れば赤に飲み込まれる
歌えば赤に浸食される
ぬめるそれを命の糧に
踊り
歌い
狂い咲く
それは花のように馨しかった
それは鳥のように優雅だった
それは風のように爽やかだった
それは月のように美しかった
壊れて散るものは何か
衣装に赤を纏い
素肌に赤を纏い
こめかみから血を流し
衣装に赤を纏い
素肌に赤を纏い
心臓から命を垂れ流して
壊れたものは何処に散るのか
赤
朱
紅
アカ
あか
脳髄まで赤く染まって歌を歌おう
狂う心から血を流して踊るのだ
それが全ての始まりで終わり
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