Main Poem
□世界の終わりとは
1ページ/1ページ
音が消えた世界で唄を唄おう
色が消えた世界で絵を描こう
音は壊れ行くさまを描き
色は滅び行くさまを唄う
全ては何処に消えたのか
一つの家は崩れて陰なし
一つの机は割れて陰なし
一つのピアノは外れて音なし
一つの終わりは欠けて咎なし
一つの望みは裂かれた
一つの希望は砕けた
一つの夢は霧に溶けた
一つの暗闇がやってきた
白より黒を
神より魔を
雲より蜘蛛を
空よりカラを
反転し我砕け壊れて壊れる
喜びより悲しみを
創造より破壊を
喜びより苦しみを
想像より創造を
反転せざるモノ選り終わりを始める
進めるか?
凍った大地が砕けても
叫べるか?
声すら奪われても
もがけるか?
手足を引きちぎられても
望めるか?
希望などないと知りながら
音は消えた
色は失われた
届くものはない
光はない
闇の始まり
崩壊の始まり
堕落の始まり
創造が終わり
世界が終わる
戻る際はこちらから。下は使用しないでください。