□ Short Story

□Cute
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現在時刻は午前10時15分、待ち合わせ時間は10時、既に15分経過している

仁王君が待ち合わせに遅刻して来るのは何時もの事、かといって一人で何十分も待っていることに慣れるわけもない、時間も待ち合わせ場所も彼が指定してくるくせに必ず遅れてやってくるのだ、理由を聞いても曖昧に誤魔化されてしまう

どうせ遅刻して来ると判っているのならそれに合わせて私自身も遅れて出発すれば良いのだが性格上そうもいかず必ず待ち合わせの15分前には着いてしまう、つまりは毎回30分以上は待たされてしまうのだ

そのため文庫本は必須アイテムとなる
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