*Story*
□恋を知らない蛹2
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EPISODE2
****前回のあらすじ*****
母を亡くし、
姉と二人くらしで、7年目。
14才になり、中学2年生にして東海中の生徒会長を任されたナミは、
1年やりきって開放されようと思っていた矢先、その頑張りが裏目にでてしまい、2年目まで声をかけられ愕然としていた。
過去の誓いに反比例しているような自分の行いを振り返っていたある日の帰り道、
突然の豪雨にさらされ、
とっさに雨宿りにと入った大きな木の下で、
子ザルのような身のこなしの少年と会う。
しかし、その少年との会話中、前日の不眠からくる気怠さから、だんだんと意識が遠のき…
ふと目覚めると、周りには見慣れない天井、
さらに自分の隣には雨宿りの時の少年が寝ていて…、
なんとか自分の置かれている状況を理解しようと少年に尋ねる
「ここはどこなの?」
少年に促されるままドアに向かって気づいた。
「ここは高等部の方にある職員寮?」
―「大正解!」
時間どころか場所的にも…
非常〜にマズイ状況になっていた――――・・・
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