02/18の日記

07:22
日本人は祭好き
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今夜は妻が家庭の事情で御飯作りを辞退しましたので、俺が仕事の帰りにすき屋に2人分の豚丼を買いに行く事になっていたのです。
そして当初の予定通り、すき屋に豚丼を買いに行ったのです。

俺はいつも通りテイクアウトで豚丼を注文。
この時の俺の立ち居振る舞いからは常連ならではの風格、豚丼を食べるんだという強く真っ直ぐな信念、そして仕事に疲れた男の止め処無い哀愁が同時に漂っていたと思います。我ながら。

ところが店員の兄ちゃん(悪い意味でFLOWに憧れてそうな感じの方)が有り得ない一言を言い放ちました。

「今日、豚はないんスよ〜。牛丼祭なんで」

いやいや、いいよ。そんなのいいから豚丼を作ってよ。
そして速やかに俺に渡しておくれよ。

来年三十路の幼な妻が豚丼の帰りを待っているのだよ。
俺の胃袋も「TONDON, Come On!」ってな感じになっているのですよ。今更牛丼なんて買って帰れないじゃないですか。みんな豚待ちなんですよ。


しかし俺は所詮しがない一般人でしかありません。
天下のすき屋様の主催する『牛丼祭』に逆らえる筈がないのです。

仕方無く俺は2人分の牛丼を買って帰りました。おめおめと。
顔で笑って心で泣きながら帰りました。にやりと笑って心で泣いて帰ったのです。

それとは別にほっかほか亭でのり弁当を買って帰りました。
豚丼を食べれない俺の怒り、やるせなさをぶつける事が出来るのはやはりほっかほか亭ののり弁当じゃないですか。
勿論それとは別にカップ焼きそばの王道であるUFOも食べました。

思っていたよりもお腹一杯になりましたし、牛丼もそんなに悪い物ではないな、と思いました。

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