02/14の日記

07:20
アラームと平和
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休日なのに妻の携帯のアラームが鳴りました。
おそらくアラームを切り忘れたのでしょう。

それが何時に起こった出来事だったのか、今では分かりません。
ただそのアラームで俺は目が覚めたのです。

そしてそのアラームの曲が俺の知っているものだったのでそれに合わせて歌ったのです。
休日なので朝早く起きる予定は無かったのですが、起きてしまったからには歌った方が得ではないかという理論が寝ぼけた頭から湧いて出た為です。今考えると訳が分かりません。

俺が歌い出した直後、妻に「娘が起きる!」と怒られました。
妻のアラームという事故に巻き込まれて起こされた俺は、元々加害者である筈の妻から怒られたのです。

そしてその後、俺は静かに二度寝しました。やり切れない思いを胸に。



次に起きたのは朝9時30分頃でした。

隣では妻が、更にその隣には娘が眠っていました。
妻は赤子のような顔で。娘は大物代議士の様な顔で。


俺はよく分かりませんでした。
このアラーム事件が実際に起こった事なのか、それとも俺の夢の中での出来事だったのか。

ただ夢だったからといってどうという事もありませんし、実際に起こっていたとしてもそれは同じです。「あぁ、夢の中での出来事だったのかぁ」と思ったり、はたまた「実際に起こった事だったかぁ」と思ったりするだけで、そこには何の生産性もありませんし、ノーベル平和賞を受賞するだけの平和っぽさもありません。

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