01/26の日記

07:09

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何故かはよく分からないのですが、小指の爪を伸ばしているおっさんによく出くわします。
出くわす、といっても店でですけど。そこにやって来る『客』と呼ばれる生き物の事ですけど。

小指の爪を伸ばしているのは全て50代後半と思われるおっさん。
どれも小汚い、育ちの良くない感じのおっさんです。

何のつもりなんでしょうか。
流行っているのでしょうか?
それとも願掛けか何かですかね?小指の爪を伸ばせば願いが叶う、みたいなおまじないみたいなものなのでしょうか。

もしそうなのであれば早めに切った方が賢明だと思います。人生ってそんなにsweetではないのです。
そんな事くらいで願いが叶うのであれば日本人の殆どが大橋巨泉くらいの生活水準で暮らしている筈ですし、俺だってロト6で1等よりも上の何かを当てていると思います。
だから爪を伸ばしたくらいでそのおっさんの奥さんの浮気は止まりませんし、家出した娘も帰っては来ないのです。

見ていても気持ちの良いものではありません。
不自然に、そして無駄に長く、机の引き出しに入れたまま2年間放置されていたプリントのような黄色い爪なのです。そこには清潔感の欠片も存在しません。


別にその爪に対して何らかの恨みがある訳ではありませんが、以上の理由から早急に伸ばした爪を切った方が良いと思ったのです。
本人にその気が無いのであればその爪が万力に挟まれて割れる、等のアクシデントが発生する事を願って止みません。

念の為もう一度書きますが、俺はその爪に何の恨みもありません。本当です。
釣銭を渡す時に刺さったとか、それが地味に痛かったとか、そういった些細な事を気にするような男ではないです。えぇ、本当ですとも。

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