08/19の日記
16:14
決まり手は「痛め腰」
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今朝は店長からの電話で目覚めました。
嫌な目覚めというものは数あれど、その中でもわりと最悪な目覚めでした。
その電話の内容は「ギックリ腰になったみたいだから早く来て」というものでした。
緊急事態です。
忙しい土曜日の朝に店長が動けないという事は一緒に働いているパートさんだけが働く事になります。
店を正常に運営出来るはずがありません。
孤軍奮闘せざるを得なくなったパートさんの身も心配です。
俺は職場に急ぎました。
急いで朝御飯を食べて髭を剃り、整髪し、歯磨きを終え、新聞を読み、妻と談笑し、家を出ました。
そして急ぎながらも安全運転でいつもより30分だけ早く職場に着きました。
さぁ、店長の元へ。
きっと店長は休憩室で横になっているに違いありません。
何しろギックリ腰ですから。例の動けないやつですから。
しかし俺の目に映ったのは売り場でぼ〜っと暇そうにしている店長の姿でした。
あれ?
ギックリ腰って聞いたんですけど…。
大した事ないんですか?
本人いわく「いや〜、ちょっと腰が痛くてね。昨日の夜から調子悪かったんだけど。病院の受付が12時までだから竜太郎君に早く来てもらったんだよ。今から病院に行ってくるね」
そう言い残して彼はひょこひょこと歩いてどこかに行ってしまいました。
あの〜…、つかぬ事を窺いますが、それって本当にギックリ腰ですか?
風の噂によるとギックリ腰って立てなくなる程の痛みが走るって聞いたんですけど…。
俺の勘が「それはただの腰痛だよ。勘違いだよ、店長」と言っています。
自分の年齢や立場を考えず、パートの人妻を捕まえて会社帰りにラブホでいちゃいちゃするからそんな事になるのです。
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