05/07の日記

15:02
サーモン探し弁当
---------------


一日の最大の楽しみである弁当タイム。
思いもよらぬハプニングに見舞われました。


今日の弁当には白飯ではなく炒飯が入っていたのです。
俺の大好きな愛妻炒飯が。

にも関わらずいつも通りふりかけも入っていたのです。



俺は悩みました。

ここ3年間で一番悩みました。


このふりかけは炒飯にかけるべきなのか否か。


基本的に出された料理には何も手を加えずに食べるのが礼儀だと思っています。
出されたまま食べるのが礼儀だと。

俺の友人のように彼女の作った煮物にマヨネーズをたっぷりかけて食べるようなマネはしてはいけない事だと心得ております。


それは作ってくれた人に失礼ですもんね。
作ってくれた人はベストな状態で出してくれている訳ですから。


まして今回の場合、絶品愛妻炒飯ですよ。
ふりかけなんかかけない方が美味しいに決まっています。

それは梅宮辰夫の作ったコロッケにソースをドバドバかけるようなものです。愚の骨頂。
梅宮辰夫が作ったコロッケ食べたことないですけど。



しかし出された物は全て食べる、というのも俺のポリシーの一つ。
幼い頃から母に「食べ物を残しちゃいけません!もったいないお化けが出るわよ!」と言われ、必要以上にもったいないお化けを恐れ、それ以上にもったいないオババと化した母を恐れながら育ってきましたし、何より出された物を残すなんて作ってくれた人にあまりにも失礼です。

どんなにまずくても「まずい」と文句を垂れながら完食するのが礼儀だと心得ております。
たとえそれが茹で忘れたもやしの漬け物(失敗作)だったとしても。


実際一人暮らしをしてから料理を作ってくれるという行為の有り難さが身に染みて分かりましたからね。

食べ物を残すなんてそれは梅宮辰夫の作ったコロッケを本人の目の前で「こんなモンいらんわぁーっ!」と叫びながらどぶに捨てるようなものです。愚の骨頂…ていうか超恐い。
もったいないお化けとは違う次元の恐さです。
東京湾に沈められても文句は言えません。

残念ながら梅宮辰夫が作ったコロッケに触れた事もないですけど。




そんな訳で悩みに悩む事、30秒。


ふりかけを残す事を決意しました。
俺には愛妻炒飯をふりかけで汚す事は出来ませんでした。

初めて弁当を残してしまいました。


自分のポリシー一つ守れないとは俺はなんて愚かで弱い人間なのでしょうか。

「ふりかけだけで食べる」という選択肢だってあった筈なのに。
自分自身に腹が立ちますな。



因みにふりかけが入っていた代わりに花粉症の薬が入っていませんでした。
今日は薬の代わりにふりかけを飲め、という事だったのでしょうか。

でもふりかけは薬の代わりにはなり得ないと思うのは俺だけでしょうか。
ふりかけって花粉症に効かないですよね?ね?

前へ|次へ

日記を書き直す
この日記を削除

[戻る]



©フォレストページ