01/08の日記

16:48
とんど祭り
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今日は近所で年に一度のとんど祭りが行われています。


とんど祭りとは『とんど』と呼ばれる4メートルほどの竹組みに火を放ち、家族の無病息災を祈るという小粋な放火のような祭りです。

この火を身体にあてると元気でいられるのだそうです。
また、この火で書初めを焼いてそれが高く舞い上がると書道が上達すると言われているそうです。
そしてこの火で焼いた餅を食べたり、酒や甘酒を振舞われたりで地域の皆さんが楽しく過ごすというイベントなのです。


俺の『とんど』に関する知識はこんなものです。
全く詳しくありません。

小学生の頃以来参加してませんし、小学生の時ですら「こんな強烈な炎に身体をあてたら大火傷するだろ…」と思っていました。
燃えて高く舞い上がった書初めが近所の家の洗濯物に張り付いて「うわぁ…」って思った事もありますし。


子供の頃の俺にとって『とんど』とは近所の友達と仲良く餅を食べたり、酒を飲んでるおっさん達におつまみを貰ったりする為だけの祭りでした。
深い意味は知りませんでしたが、それなりに楽しかったと記憶しています。






2時間ほど前にウォーキングに行った父が帰ってきません。

とんど祭りで酒を飲んでいるのでしょう

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14:12
異文化コミュニケーション
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世界には色んな国があり、それぞれの言語や習俗、道徳、宗教などの文化の下で生活しているのです。


家族という物も同じです。
極めて小さな集団ではありますが、人間の集団である以上特有の文化という物が存在する訳です。それぞれが独自の考え方、生活習慣を持っています。


結婚というのはその異なる文化を持った二人が一つの集団を形成する事になります。
お互いの考え方の違いで戸惑う事も多いのではないかと思います。


我が家で一番早く結婚したのは一番年下の妹Bだった訳ですが、彼女自身もうちの両親も最初は色んな考え方の違いに戸惑ったそうです。



まず結婚が決まり、向こうのご両親がこちらに挨拶に来た時の事。


昔ながらの考え方で結納を交わすのが当たり前だと考えていたうちの両親。

結納金を頂いてこちらが家具を揃えるという形を取る事を当然と考えていたうちの両親に対して、向こうの御両親は「最近は結納なんてしませんからね〜」と断固拒否。

新居の家具については「まぁ必要な物は二人が自分達で徐々に買い揃えていけばいいですから。うちの息子は今一人暮らししてますから使える物は使えばいいですし。」と発言したそうです。


とは言っても家具も布団も何も無い家で生活が出来る筈がありません。何もかも一人分しかない訳です。
しかも殆どの物がボロボロで、実際に使えそうな物と言えば洗濯機くらいだったそうです。

そんな状態でしたからうちの両親も(ああいう風におっしゃってはいるけど実際には色々とフォローしてくれるんだろうな)と思い、「そうですねー。二人で築き上げていくのもいいかもしれませんね。」と言ったそうです。


ところが本当に何もしないのが向こうの家族のやり方。


旦那さんには一銭たりとも貯金が無かった為、新居はガラガラ。家の中には殆ど何も無し。
結納金の代わりとして貰った物は中古の洗濯機のみ。

何も無い娘達の新居を見るに見かねたうちの親が殆ど全ての物を買い揃えました。

今でも向こうの親がやってくれる事といえば、たまに妹達の家に遊びに来て「○○ちゃん(妹の名前)、寒くなってきたからコタツを買いなさい。」とアドバイスする事のみ。
とはいっても妹夫婦にお金は無いのでうちの親がそれを買い与えるというシステムが出来上がっています。



恐らく基本的なお金に対する考え方が大きく違うのだと思います。


うちの家族が将来を見据えて慎重過ぎるほどにお金の使い方を考える傾向にあるのに対し、向こうの家族に貯金という概念はありません。
お金を持っておくという考え方をしないのでしょう。


事実、結婚前デートでも割り勘の日が半分、妹が奢る日が半分だったと言いますし、婚約指輪や結婚指輪も妹が自分の貯金で買ったと言っていました。そんな事ってあり得るんですね。


我が家ではお客さんをもてなすのは当たり前。
ましてや妹の旦那ですから彼らが遊びに来た時は母が張り切ってご飯を作ったり、ふかふかの布団を用意したりするのですが、向こうの家族にそういった考え方は一切無し。お茶も出てこないそうです。

泊まりなんてもってのほか。
日が落ちるまで向こうの家に居るとお義母さんから「あなた達今日は何時頃に帰るの?遅くならないうちに帰りなさい」とプレッシャーが掛かるそうです。


しかしただのケチなのかと思えばそうではなく、自分に対する投資には積極的。

やたらと何かの保険に入りたがりますし、予防接種を打ちたがります。
変にプライドが高く、ブランド品も買います。
結婚式では無謀なプランを立てて銀行から借金してましたし。


ここまで金銭感覚の異なる二人だから今でも色々と苦労も多いのだそうです。

これから産まれてくる子供の為にお金を貯めたい妹と週に1万5千円を消費し、燃費の悪い車に乗りまくる旦那。
なかなか折り合いをつけるのが難しいそうです。


他にも旦那は亭主関白なタイプで家では何もしないタイプですが、妹は自分の事は自分でやるのが当たり前というタイプ。
旦那は自分が使ったティッシュを捨てる事すらしないので、妹がゴミ箱にINするのだそうです。

家事を手伝って欲しいなんて高望みはしないから自分が出したゴミくらい自分で捨てて欲しいと言っていました。



やっぱり結婚って大変だなぁと思いました。
予めお互いの考え方を話しておかないといけませんね。

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