12/12の日記

22:54
個性的な家庭を築く者達
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俺には二人の妹がいます。

一人はおっとりしていて、もう一人はちゃきちゃきしています。
正反対の二人です。


そのちゃきちゃきしている方が2ヶ月ほど前に結婚したのですが、この妹の周りは早婚の人が多いのです。

そして愉快な人が多い。
16で結婚して、18で離婚、19で再婚で今離婚間近で5人の子持ちとかなり生き急いでいらっしゃる方や、何故か旦那が行方不明というエキセントリックな方まで。

話を聞いているととても個性的な家庭を築いていらっしゃる方ばかりです。



中でも群を抜いて愉快なのがダメ男と結婚した友達の話。

もう本当にとにかくダメ。
何から何までダメ。


詳細は以下の通りです。



其の一、夢も希望も職も無い。

今現在は働いているそうですが、結婚してから1ヶ月くらい無職でした。
働き始めてもすぐに辞めてしまうらしいのです。
飽きっぽいらしいのです。



其の二、金遣いが荒い。

ギャンブルが好きで気前良く負けて帰って来るそうです。
そして当然のように借金があります。

父親もやたらと借金を作る人らしいので、きっと借金クリエイターの血筋なのでしょう。



其の三、せこい。

自分は散々ギャンブルで負けて帰ってくるくせに、嫁さんが使うお金には何かと難癖をつけるのだそうです。
電気を使いすぎ、食費が高いなど。

基本的に自分の給料は自分だけで使う為のものだと思っているらしく、嫁にあまりお金を渡しません。
家族を養うという感覚が無いのでしょう。

給料日に嫁に1万円渡してあとは自分のお金。
足りなくなったら旦那に頼んで生活費を貰うというシステムなのだそうです。

嫁さんは今妊娠中なのですが、「子供を産んだら生活費はお前が稼げ」と耳にタコができるほど聞かされたそうです。



その四、バツ2

バツ2で子供もいます。
しかし子供は全員女性が育てているらしいです。
そして養育費は全く払っていないそうです。

「なんでそんな物払わなきゃいけないの?俺には関係無い」
という素敵な言葉を吐くそうです。
常識に囚われない考え方です。



其の五、酒とタバコと女が大好き。

いやまぁ、いいんですよ、好きでも。
全部好きでもと悪いとは言わないですけど、限度ってあるじゃないですか。

借金でお金に困ってるんだったら酒やタバコは控えめにするべきだし、浮気なんか絶対にダメじゃないですか。

その常識を覆すのがこの男です。
どんなに金が無くてもプカプカとタバコを吸い、無職時代に嫁にタバコ代をせがみ、
「お金が無いんだから少しはタバコを我慢して」
と言われた時
「俺が悪いって言うのか!?そんなに言うんだったらお前が自分の実家からお金貰ってくればいいだろ!?」
と逆ギレ。

発想の転換具合が半端ではありません。



他にも嫁さんが妊娠した時、

「本当に俺の子か?」
「勿論おろすんだろうな。」

という発言があったり、『嫁の両親とは一生会いたくない、いや会いません宣言』があったりと自由奔放。

これだけ書いてもまだまだ書き足りない位の男なのです。
いくらでも残念なエピソードがあります。


もはや何が良くて結婚したのか俺にはさっぱり…。

妹Bもその友人に面と向かって
「あんたの旦那、最悪だね」
と真顔で言っているそうです。

俺もそう思います。
これだけの悪条件が揃った男はそうそういませんよ。何重苦だよ、こいつ。


ある女性に言わせるとその嫁さんの母性本能げ原因なのだそうです。
「この人は私がいなきゃダメだ」と思ってしまう母性本能のせいだそうです。

あなたがその男と一緒になったところでどうにもならないのに…。

恐いですね、母性本能って。



そんなユニークな家庭で、今は旦那さんの収入も少ないらしいので、
「じゃあ金銭的に色々と苦労が多いんだろうね。大変だね。」
と妹に言うと、
「あぁ、それは大丈夫。最近は拾ってきたゴミとか偽物のブランドを作って売ってるらしいから。」


いや、大丈夫じゃない。
ちっとも大丈夫じゃないよ、それ。

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