12/10の日記
22：51
年末のムニエル
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今日は12月10日。
どうやら年末が刻一刻と近付いてきている模様です。
年末と言えば大晦日。
大晦日と言えば紅白歌合戦。
紅白歌合戦と言えば演歌の大御所、北島三郎。
北島三郎といえば与作。
与作と言えば知らないおじさん。
知らないおじさんと言えば誘拐。
誘拐と言えば犯罪。
犯罪と言えば警察。
警察と言えばパトカー。
パトカーと言えば白黒。
白黒と言えばパンダ。
パンダと言えば動物園。
動物園と言えば遠足。
遠足と言えばおやつ。
おやつと言えばポッキー。
ポッキーと言えば長細い。
長細いと言えばアンガールズ。
アンガールズと言えば年賀状。
そんな訳でこの時期は年賀状の準備期間ではないかと思います。
社会と折り合いのついている皆様はきっと年賀状の準備を始めている事と思います。
えぇ、勿論俺は何の準備もしてませんよ。
社会不適合者の称号は伊達じゃありませんよ。
年賀状なんて10年以上出してません。
妹Ｂも俺と同じ様に年賀状なんて全く出さない人間だったのですが、今年からはちゃんと作って色んな人に送るそうです。
特に今年は結婚したのでその報告も兼ねて、かなり多くの人に年賀状を出すと言っていました。
で、その年賀状もわざわざ写真屋さんに注文していました。
結婚式の時の写真を使うそうです。
何故か俺と母が妹の家族の年賀状作りおよび注文に付き合わされました。
そしてそのデザインについて妹と母が思う存分討論していました。
あのデザインがいいだの、このデザインがいいだのと。
どのデザインでもお前ら馬鹿夫婦の写真が入ったら全てが台無しだよ、と思いましたが、俺は大人なので小声で呟くだけにしておきました。
それが無事妹の耳に入り、ゴルゴ13のような冷たい瞳で睨まれました。
マジで恐い。おしっこ出るかと思った。
でもまぁデザインを考えている妹は凄く楽しそうでした。
やっぱり自分でああいうデザインを考えるのは楽しいんでしょうね。
あまりにも楽しそうだったので今年は俺も年賀状を書いてみようかな、と思いました。
そんな事を考えながら店内を見回していると、妹が年賀状の注文をした店の横の掲示板に沢山の人がデザインした年賀状が飾られたのを発見しました。
恐らくここの店で注文した人達の年賀状が見本として飾られていたのでしょう。
そこには何の面白味も無い馬鹿家族が漠然とニヤついて写っている写真が盛り沢山。
本人達は楽しくてもこんな物を送られた人達は大迷惑なんだと気付き、年賀状を送るのはやっぱりやめよう、人を不愉快にさせるし資源の無駄だと思ったのです。
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