03/14の日記

06:14
あいつに夢中
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先日、俺は衝撃的な出会いをしました。

こういうのを『運命』というのかもしれません。


確か4日前だったと思います。
近所のドラッグストアで出会いました。


あの日以来、俺はすっかりあいつの虜。
もうあいつ無しでは生きていけそうにありません。



俺を虜にしたあいつの名前は『ローションティシュー』。

エリエールのローションティシュー。



肌に潤いを与えて、みずみずしい状態をキープする事で知られる天然保湿成分【アミノ酸由来成分PCA−Na】をプラスした、所謂保湿ティッシュと呼ばれるヤツです。


普通のティッシュと比べてやたらと高いので俺は『高級ティッシュ』と呼んでいます。
愛情と皮肉を込めて。




今までの俺は

ティッシュなんてどれも同じ。
より多い鼻水を放出する俺にとって必要なのは『質』では無く『量』。
よって些細な『質』の違いなど問題ではない。
高級ティッシュなど買ってたまるか

と思っていました。



が、実際に使ってみるとその質の違いに愕然としました。



些細な違いどころじゃないです。

全然違います。
別物です。



どれだけ使っても鼻が赤くなりません。
カピカピになりません。

春の名物『真っ赤なお鼻の竜太郎さん』になりません。



こんなにいい物だったとは…。


何故今まで買わなかったのか…。
悔やんでも悔やみきれません。

もっと早く出会いたかった…。



それ程までに今の俺は高級ティッシュの虜なのです。



そんな俺は家で使うだけでなく、職場でも高級ティッシュを使う事にしました。


もう俺は普通のティッシュには戻れないのです。

ましてやあの藁半紙のようなポケットティッシュなんて使いたくありません。
思い出したくもありません。


俺の鼻は贅沢を覚えてしまったのです。
鼻だけはセレブなのです。




そんな訳で昨日から職場に俺専用の高級ティッシュを置きました。


これでいつ鼻水が出そうになっても安心。
高級ティッシュが俺の鼻を優しく包み込んでくれます。


俺には高級ティッシュがいる。

職場には強力な敵達(花粉)が沢山いるけど俺には高級ティッシュがついていてくれる。
高級ティッシュだけはいつでも俺の味方でいてくれる。



そんな気持ちで今日も職場に行ってきました。




が、ここで非常事態発生。


鼻水が出そうになって置いておいた高級ティッシュを使おうとすると、昨日までたっぷりあった筈の高級ティッシュが空になっているではありませんか。


どうやら他の花粉症の従業員達が勝手に俺の高級ティッシュを使い切ってしまったようなのです。



一応大人なので冷静を装いましたが、心中は穏やかではありません。
大パニックです。

今日一日をどうやって過ごせばいいんだ、と。


心の中では「俺の高級ティッシュがぁぁーーーーーっ!!」と叫んでいました。



何とか非常用にキープしておいたポケットティッシュで今日一日は事無きを得ましたが、まさか勝手に使い切られてるとは…。

しかも主犯格と見られる先輩に
「無くなったからまた買ってきてー」
と言われるとは…。



取り敢えずこの先輩はもう二度と俺のティッシュを使いきらないように手荒く教育しておきました。

使ってもいいけど俺の分は残しといてくれよ、と。



外に出れば敵だらけです。


俺の敵は花粉だけではないという事を改めて痛感した一日でした。

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