10/31の日記
07:01
雨降る夜に
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俺が仕事に行こうと憂鬱な気持ちで玄関を出ると、見るからにタチの悪そうなお兄さん達が隣人の部屋のドアをガンガンと殴ってました。
ドアをボコボコに殴る男1名。
それをギラギラとした目付きで見守る男1名。
どこからどう見ても堅気の方々ではありませんでした。
シャツのセンスが堅気のそれではありませんでした。
物凄い状況でした。
衝撃映像でした。
一瞬何が起こっているのか分かりませんでした。
こんなに必死にドアを殴る成人男性を見るのは初めてだったものですから…。
そんな状況に唖然としている俺に一人の男(ドアを殴ってない方)が話し掛けてきました。
男A「兄ちゃん、うるさかったか?」
竜太郎「はぁ…、ちょっと…」
男A「悪いなぁ、○○さん(隣人の名前)が出てこなくてなぁ」
竜太郎「はぁ、単純にいないんじゃないですかね?」
男A「そうか。どのくらいの時間に帰ってくるか分かるか?」
竜太郎「さぁ、あまり付き合い無いですからね。」
そう言って俺はその場を去りました。
これ以上関わっちゃいけないような気がしたので…。
隣人のSさん…、一体何があったのだろう…。
凄い方々を敵に回しましたね。
無事に生きていけるといいですね。
心からお祈りします。
職場に急ぐ俺。
まだ男はドアをガンガン殴ってました。
余程ドアを殴るのが好きなんだなぁ、と思いました。
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