10/16の日記
04:05
2人の刺客
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昨日はたまたま友人Nと休みが重なった為に飲みに行ってきました。
この男と飲むのはおよそ1ヶ月半振り。
週2ペースで飲みに行っていたあの頃の俺達が嘘のようです。
いつものように友人Nは色んな事の愚痴を言いまくり、俺はそれを聞いている振りをしながら飲み食いしていました。
我々が店に入り20分ほど経過した頃、Nの電話が鳴りました。
大塚愛の着信音でした。今更『さくらんぼ』でした。
184cm、90kg弱という立派な体格を持ち、今年で27歳になった男の着信音が『さくらんぼ』でした。
まぁ、どうでもいいんですが。
どうやらその電話はNの友人からのようです。
楽しそうに話すN。
2、3分後電話を切り、俺にこんな事を言ってきました。
友人N「今から俺の友達がここに来るって言うんだけど良いよね?」
うん、良い訳ないよね。
それは俺が人見知りだと知っての狼藉かい?
友人N「あぁ、そう。でもあと10分くらいで来るって。」
あらららら〜、もう決定事項ですか。
俺に拒否権は無いんですか。
完全に事後報告だった訳ですね。
Nの言った通り約10分後に二人の男女が現れました。
一人は31歳のおっさん。
もう一人は27歳のお姉さん。
二人とも何故かテンション高めでした。
友人Nの隣に座るおっさん。そして俺の隣にはお姉さん。
席に着いた二人は俺に軽く挨拶をし、いきなりマシンガンの様に喋り始めました。
更にテンションが上がる二人。
そしてあっさりと取り残される俺。
うわぁ…、もうついていけてないよ、俺。
早くも置いてけぼりです。
そんな俺の状況に気付いたのか、隣のお姉さんが気を使って俺に話し掛けてきました。
「竜太郎君って彼女いるの?」
「竜太郎君ってどんな女の子が好きなの?」
う〜ん、昔近所に住んでたおばちゃんみたいな事を聞くなぁ。
そんな事よりこの人ちょっと口が臭いんだけど…。
これは本人に言うべきなのかな?
でも初対面の男がいきなり
「あなた口が臭いですよ。」
って言うのもおかしいですよね。
直接的過ぎますよね。
間違い無く傷付けてしまいますよね。
間接的に言えばいいのか?
「あなたの口って個性的な香りを放ってますね。」
…何か違う気がします。
どう言えば角が立たないだろう…。
そしてこの会合はいつ終わりを迎えるのだろう…。
そんなこんなで過ぎていった長い長い3時間。緊張とストレスを味わった3時間でした。
少し肩が凝ったような気がします。
おまけに帰り道で東南アジア系の外国人に絡まれました。
もう意味が分かりません。
カタコトの日本語で捲くし立てる外国人。
そしてそれを無視する竜太郎。
あぁ、なんて一日だ…。
地味に嫌な一日だったな。
でもこんな一日も何も無い一日よりは幸せだ。
そう思います。
そう思うしかないのです。
そう思わないとやってられません。
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