08/22の日記

08:53
国語辞典が教えてくれた
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どうも寝付けず国語辞書をパラパラと眺めていました。

暇な時は国語辞典に限ります。
国語辞典は新たな発見に満ちています。



そんな訳で国語辞典を読んでいた竜太郎。

その中に「これはどうなの?」と思わざるを得ない表現を見つけました。



それは『たま』という言葉の欄でした。


【たま(副)】

 一、数多くの事例の中で、そうではないものが例外的に交じっている事を表す。


あぁ、なるほど。
流石は国語辞典。非常に分かり易い説明です。
やっぱり勉強になりますね、国語辞典は。


そう思っていました。
次の例文を読むまでは。


問題の例文は以下の通り。



 「何しろどちらを見ても、真っ暗で、たまに暗やみからぼんやり浮き上がってくるものがあると思いますと、それは恐ろしい針の山の針が光るのでございますから、その心細さと云ったらございません」




…なんでこんな恐い状況?

もっと他に無かったのでしょうか。


大体長いですよ、この例文。
分かりづらいです。

それにこの文書の主人公はもはや『たま』ではないような気がします。



また、2番目の意味として次のように書かれていました。


 二、めぐり会う機会がそうたびたび無い事を表す。


その例文として書かれていたのが次の文章。


「たまにやって来るかとかと思えば、また金の無心かね」



うわぁ…、切ねぇ…。


何でこんなネガティブな例文を?
もっと明るい気持ちになれる文章は考えつかなかったのか。

考え付かなかったとしてもこれじゃなくても良かっただろう。
敢えてこれにする必要は全く無い筈です。



まぁ国語辞典は人生のダークサイドも教えてくれるって事でしょうか。

それは国語辞典の役割ではないと思うのですが、折角なので真摯に受け止めようと思います。

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