08/18の日記

10:40
トドの眠る部屋
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現在俺のベッドにはトドの様な男が横たわっています。
「グゴー、グゴー」と野太いいびきを撒き散らしながら。



この男が我が城にやってきたのは今日の午前3時。

異常な時間に我が家のインターホンは鳴り響きました。


「なんだ、こんな時間に。誰だか知らないが犯罪にならない程度に殴ってやろう」
と若干苛々しながらドアを開けた俺。
そんな俺の目の前にその男は立っていました。


「遊んでいたら終電が無くなった。それと金貸して」

彼の第一声はそれでした。


そしてのそのそと家に上がり込み、俺から3万円ほど借り、30分後には俺のベッドを占拠しあっさりと眠りに就きました。




そして現在に至るという訳です。


当然俺は眠れぬ夜を過ごす羽目になりました。



なんて迷惑な男なんだろう。

早く死ねばいいのに。



でもそんな彼が起きた時の為、コンビニまで彼の大好きなセブンスターとエメラルドマウンテンを買いに行ってる自分がいました。
それどころかそろそろ起きる頃だろうと思い、朝御飯を作って待ってる俺がいます。



…何をやってるんだ、俺は。

何で俺がそんな事をしなくちゃいけないんだ。
何で俺がここまで気を使わなきゃいけないんだろう。




そんな俺の気持ちなど全く知らず、この男は眠り続けています。
バタンバタンと寝返りをうちながら。



もうだいぶ腹が立ってきたし、そろそろ出掛けなきゃいけないので奴の顔面に熱湯を注ぐ等して起こそうと思います。

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