08/07の日記

02:44
俺の理解を超えてゆけ
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職場にて。

いつも通りカウンター内でぼんやりと時間が流れるのを待っていました。暇だったもので。
今日帰ったら何食べようかな、ちょっと肉が食べたいな、でも麻婆豆腐も捨てがたいな、等と考えていました。



すると突然女性の叫び声が俺の耳に飛び込んできました。

トイレの方からです。
どうやら1組のカップルが揉めているようです。


「いやっ!ホントやめて。トイレまで付いて来ないでよ」



彼氏と思われる男性が彼女と一緒に女子トイレに侵入しようとしているようです。


いつでも彼女と一緒に居たいという愛情が歪んだ形で現れたか、はたまたただの性癖か。

いずれにしても公共の場の女子トイレ前でその様な行動に出るなんて尋常な神経の持ち主ではありません。
他の客もいる訳ですから。


しかしそのいざこざはその後暫く続きました。
彼女の声は次第に大きくなり、悲鳴に近い感じになってきました。


「いやっ!怖いっ!!誰か、助けてっ!!」



あらららら…。

「助けて」って言われてますよ。
完全に痴漢と同じ扱いですよ。愚かな男です。



その直後、彼女はカウンターの横をすり抜け早足で店を出て行きました。
裸足で、目に涙を溜めながら。

何故彼女が裸足だったのかは分かりません。


それから10分程後に彼氏が会計を済ませ出て行きました。
跋の悪そうな表情でした。


因みにその男はかなりマニアックな顔面をしており、雰囲気もかなり怪しいものでした。

髪の量が多く、手入れが全くされていない天然パーマがもさもさと伸びており、髭が濃く、口元は満遍なく青い状態。

無名アイドルの写真集やDVDを集めたり、アニメのフィギュアを大量にコレクトしてそうなルックスでした。
更に言わせて頂くと迷惑防止条例に日常的に違反してそうな顔でした。小学生3年生女子に悪戯をしてそうな雰囲気です。



…言い過ぎか?

でもかなり的確な表現だと思います。




その後の二人がどうなったかは勿論知りません。





今日はそんな珍事件を目撃しました。
世の中には俺の理解を超える人間が五万といるな、と感じた一日でした。



因みに俺の今日の晩御飯はハヤシライスでした。

どうですか?
何かの参考になったでしょうか?

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