08/04の日記
08:53
蝶の様に舞い、海の中で溺れる
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8月3日午前8時。
休日であるのを良い事に寝る間も惜しんでゲームをしていた根暗な俺に友人Nが電話を掛けてきました。
「起きてた?よし!じゃあ今から海に行こう」
「よし!」じゃない!
なんて強引な男なんだ。そして突然過ぎです。
俺の体調なんてお構い無しじゃないですか。
俺は全く寝てないんですよ。
前の日も3時間しか寝てないし。
そんな状態で海に行っても楽しめる筈がありません。
しかし俺のそんな切実な思いなど彼に届く筈も無く俺は海へ行く羽目になるのでした。
まぁ本当は行きたいしね、海。
例えそれが無謀な選択だとしても。
そんな訳で午前10時前、江ノ島到着。
今日は花火大会があるという事もあり海岸は若者だらけ。
砂浜はナンパ目当ての男子と逆ナン目当て女子達で溢れていました。
世の中にはこんなにも女の子がいたんだ…、と思うほど沢山の若者がいました。勿論みんな水着です。
なんだろう…。
なんか上手く言えませんが、…いいね。
完全にエロオヤジと化してました。
いやらしい目で女子達を見ていました。ホントごめんなさい。
一方、友人は俺に
「ねぇ〜、竜太郎。俺、あの子達と一緒に遊びたい。」
などとぼやいていました。
彼は女の子達に声を掛けたくて堪らない御様子でした。
でも彼はナンパ出来ないのです。
何故なら彼は『竜太郎』というハンデと背負っているのだから。最重量ハンデです。
初対面の人間とは何も喋れないですからね、俺は。
キャバクラで再認識しましたから。残念な事に。
そんな訳で男二人でしっかり海をエンジョイしてきました。
途中、砂浜を掘って生きてる貝を集めていたらビーチボールを持った見知らぬ女子達に3mくらい離れたところから物凄く訝しげな表情で見られたり、泳いでいたらライフセーバーのお姉さんに必要以上に心配されて「ちゃんと陸地まで帰れますか?」などと声を掛けられたり、浅瀬で遊んでいたら波に巻き込まれて流される子供に激突されたりと若干不愉快な事もありましたが全体的には楽しい一日でした。
あと子供2人と犬1匹が浅瀬で溺れてました。
勿論江ノ島花火大会など見ずに帰りました。
以前、「人込みが嫌いなら江ノ島花火大会にだけは行くな。絶対後悔するぞ」とアドバイスされてましたし、何よりそんな時間まで俺の体力が持つ筈がありません。不眠不休で動いているのですから。
男二人で花火を見るのもどうかと思いますし。
ただ少し後悔している事は焼き過ぎた事。
海で泳ぐのは約7年振り。
しかも最近は太陽光の強い時間は出来るだけ外に出ない生活をしていた為、ちょっぴり美白ボディでした。
そんな体に長時間の紫外線はかなり刺激的でした。
野外を半裸でウロウロし過ぎました。
俺のボディは海パンを履いていた部分以外驚く程真っ赤になり、燃え滾る備長炭の様な色に変化しました。
勿論全身ヒリヒリしています。
今もなおどうしようもない痛痒さと格闘中です。
あと今朝のニュースで昨日の江ノ島花火大会の様子が放送されていたのですが、それを見ると「チョットだけ花火見て帰っても良かったかな」と思いました。
後悔って程ではないですが。
そんな皮膚癌だけが心配な竜太郎なのでした。
糸楊枝が抜けなくなった事があります。
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