07/03の日記
17:35
その目は希望に満ちていた
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昼の1時頃、休日なのを良い事にベッドの上でまったりしていると突然インターホンが鳴りました。
ん?何者?
今日誰かと約束してたっけ?
そう思いドアを開けてみるとそこには見知らぬ男が立っていました。
どうやらセールスのようです。
「間違えました」
そう言ってドアを閉めようとしたのですが、セールスの男が引っ掛かってドアが閉まりません。
そしてその男は聞いてもいないのに勝手に自己紹介を始めました。
自分の名前、その由来、自分の仕事、自分が21歳である事、自分が岩手県出身である事、にも拘らず蕎麦が嫌いでわんこそばを食べた事が無い事、この前生まれて初めてもんじゃを食べた事等々…。
よく喋る男です。
なんで初対面の人間相手にこんなにも一方的に喋る事が出来るのでしょうか。理解に苦しみます。
因みにこの間、俺は全く喋っていません。
力無く相槌をつくのみ。
その内彼は自分が何故ここにいるのか、何故この仕事をして頑張っているか、というテーマで話し始めました。
余程今の仕事にやり甲斐を感じているのでしょう。
その若者の目は輝いていました。良い目をしていました。
これからもその調子で頑張って欲しいものです。
その気持ちを是非忘れないで欲しい。
でも布団は要りません。
決して買いません。
それは他所を当たってください。
最後に一つ。
話を聞くのがうっとおしかったからと言って、一生懸命な彼に対し
「もういい加減、帰ってください」
と冷たく言い放った事をお許しください。
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