01/06の日記

17:05
友人の音
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昨日の昼から今日にかけて行われた友人Nとの新年会がやっと終わりました。

友人Nは相当疲れたらしく俺の部屋で熟睡中。俺のベッドを我が物顔で使い、物凄いいびきを掻きながらすっかり夢の中です。


当然俺も眠いのですがNがベッドを占拠している以上眠る事はできません。
それに元々俺は一人じゃないと眠れない人間。同じ空間に他の誰かがいると気になって眠れないのです。

ましてNは

ぐぉぉぉーーーっ!

ぐぉぉぉーーーっ!!

と猛獣の様ないびきを掻いているのです。
これでは眠れる筈がありません。安眠は不可能です。


仕方無くぼんやりと外を眺め、時の経つのを待つ事にしました。
そのうちNも目覚める事でしょう。



Nが眠りに就いておよそ1時間が経った頃、彼の様子に変化が…。

今までの大地を震わす様な大いびきが止まり、急に寝苦しそうになるN。
そしてその数秒後、完全に静かになりました。



…死んだか!?


期待と不安を胸に彼の様子をじっと伺う俺。

どうやらまだ呼吸をしているようです。心臓も停止してません。しぶとい奴め。


俺が彼の生存を確認した直後、また彼はいびきを掻き始めました。
しかし今度のいびきは猛獣の様な物ではなく、非常に奇妙な物でした。


ぷぉ〜。

きぃぃ〜〜。

ぱぅっ


次々と気持ちの悪い音を発する友人N。

どうなってんだ!?
そんないびきあるのか!?


ていうか誰かこの音を止めてくれ。何とかしてくれ。
気持ち悪くてしょうがない。

一体どこがどうなってあんな音が出てるんでしょうか。
「ぱぅっ」って明らかにおかしいでしょう。どう考えても寝てる人間が発する音ではありません。



数々の疑問を俺に投げ掛けつつもまだNは起きる気配がありません。
いつまで寝るつもりだ、このおっさんは。

そろそろこの男を観察するのにも飽きたので起こそうと思います。

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