12/18の日記

07:05
THE☆熟女
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今日はカラオケのバイトでした。

そしておばちゃんの群れに絡まれました。
最初の受付で10分、帰りに10分、みっちりと。
まぁそんなに珍しい事ではないんですけどね。



昔から何故かおばちゃんからは人気があります。
「私があと20歳若かったら付き合ってたのに〜」
などと言われたりします。

言うのは勝手ですが仮にあなたが20歳若くてもノーサンキューですと言い返したくなる時も無きにしもあらず。若干不愉快です。


とはいえ大低の場合は軽く聞き流せばいいので、それ程苦にならないのですが、稀にシャレにならない出来事に巻き込まれる事があります。



それは広島に住んでいた頃でした。
中学生の時友人の家に泊まりに行った事があったんですがその時の出来事は忘れられません。
もはやトラウマです。



その日は友人と二人で遊んでました。するとあっという間に時間が過ぎ、夜になりました。
遊んで過ごす時間は早く過ぎていくものです。

俺は友人と一緒に夕食をご馳走になり、その後風呂に入らせてもらいました。


体を洗い終え、湯舟にのんびりと漬かっていると脱衣所から友人の母の声がしました。


「竜太郎君、ここにバスタオル置いとくけぇね」

「あぁ、ありがとうございます」

「湯加減はどう?」

「いや〜、最高ですよ」


そんな何気ないやり取りの後、5秒程静寂に包まれました。
しかしその後おばさんの一言で静寂は打ち破られました。



「ねぇ、おばちゃんも一緒に入ってもいい?」



勘弁してくださいっ!!

無理無理、無理だって!


荷が重いっす!俺には受け入れられないっす!!


恐怖に怯え、脱衣所に目をやると
「まぁいいじゃん」
と言いながら上着を脱ぐおばさんのシルエットが…!


脱ぐなぁぁぁーーーっ!!

「まぁいいじゃん」ってなんだ!?
いい訳ないだろ!



強い危機感を感じ、力一杯拒絶する俺。


結局おばさんは上着を1枚脱いだだけで
「残念ねぇ」
とケラケラ笑いながら脱衣所から出ていきました。

この時心の底から助かったと思いました。




本人は冗談のつもりでやったんでしょうけど、当時中学生でウブだった俺にはそれを冗談として受け取る余裕はありませんでした。

多分今やられても相当焦ります。



他にも昔友人の家に電話した時にこんなやり取りがありました。


「もしもし、竜太郎です。隆文君います?」

「ごめんね〜、隆文は今出掛けとるんよ。何か伝えとこうか?」

「あ、いいです。また掛け直しますよ」

「あぁ、ちょっと!ねぇ、竜太郎君。隆文ばかり誘わんと、たまにはおばちゃんとも遊んでぇや」



なんで!?

イヤだよ、そんなの!


友達の母親(40代・主婦)と何をして遊べばいいんだ!?
絶対楽しくないから!




他にもバレンタインデーに知らないおばさんからチョコを貰った事もあります。


普通に学校から帰っていた俺。
家の近くまで来た時、玄関の前で一人の中年女性が待ち構えている事に気付きました。


最初は生命保険のおばさんかな?と思っていたんですが、そのおばさんは俺の姿を確認するや否や俺に向かって突進してきました。



なんだなんだ!?

誰だ、あのおばさん。
なんで俺に突っ込んでくるんだ?
殺し屋か!?


そのおばさんは無意識のうちに防御体勢になっていた俺の前で立ち止まり、手に持っていた大きな箱を俺に渡しました。


「これ作ったから…、どうぞ」

おばさんは言葉少なにそう呟き、去っていきました。


手作り爆弾か!?

そう思ってそ〜っと箱を開けると中身はチョコレートケーキでした。



いや〜、恐かったですね。
全く知らないおばさんでしたからね。
何に入ってるか分からないし。


わざわざ作ってくれたのはありがたかったんですが、どうしても食べる勇気が出なかった俺は近所の友人の家の玄関先にこっそりとそのケーキを置いてきた事を今でもはっきり覚えています。



次にそのおばさんに会う時はちゃんと御礼を言おうと思っていたんですが、結局その後その人に会う事はありませんでした。




これが俺の中では『バレンタインおばさんの怪』と呼ばれている出来事です。

一体なんだったんでしょうか。
未だに謎のままです。完全に迷宮入りです。




その他にもおばさんに纏わるエピソードはあるんですがこの辺で終わります。
きりがないですからね。


なんでこんなにもおばさん達に人気なんだろう…。
おばさんにしか感知出来ないフェロモンを発しているのだろうか。

嬉しいような、決してそんな事はないような複雑な気分です。

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