10/29の日記
23:55
焼肉を喰らう
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今日は久しぶりに友人と二人で焼肉を食べに行きました。
店が混んでて多少待たされ不愉快にはなったんですがやっぱり焼肉は良い!
美味しかった。最高です。
二人ともお腹一杯になり大満足で店を出ました。
すると店を出た瞬間、友人が信じられない事を言い出しました。
「ねぇ、俺ラーメン食べたい」
正気か!?
ついさっき「お腹一杯」って言ってたのは何だったんだ!?嘘だったの?
「ラーメンくらい食えるって。別腹、別腹。さぁ行こう」
う〜ん、前向きだな〜。
完全にデザート感覚だもんな〜。この人の胃袋は一体どうなってるんだろう。
そう思いながらも彼の押しの強さと『まぁラーメンくらいなら食えるかも』という浅はかな考えでラーメン屋に入る事にしました。
そこは近所で有名なまずいラーメン屋。
友人が「一度どんなにまずいか食べてみたい」と言った為、その店がチョイスされました。
店に入るや否や勢いよく注文し始める友人。
焼肉を食べ終わった後に
「あぁ〜、お腹一杯」
と言った筈なんですが…。それは俺の幻聴だったんでしょうか。
俺はとりあえずラーメンのみを頼みました。
数分後、ラーメンが到着。
ラーメンを食べ始めたんですが、
…キツイ。
お腹一杯。
お腹一杯過ぎて味がよく分からない…。
どうやら俺は完全に自分自身の胃袋を過大評価していたようだ。
後悔の念で一杯になる俺。
どうやらそれは友人も同じだったらしく、顔が苦痛に歪んでいました。見るに耐えない顔面です。
しかも彼はラーメンだけでなく餃子など色々と頼んでいた為、後悔度は俺より数段上。
時間をかけ、なんとか完食した二人。空になった皿を見つめていました。二人は訳の分からない達成感に満たされていました。
ちょっとした静寂に包まれていたんですが、その静寂を友人が破りました。
「ねぇ、俺金ないからおごって」
はぁ!?
お金無いのに誘ったの?
最初から奢らせる気だったのか。
年上のくせに情けない奴め。
結局俺が払う事になりました。
なんで彼はそんなに金がないんだろう。
そういえば俺も彼にいくらか金を貸してるな。忘れてたけど。
貸したお金は返ってこないな…。そう確信した夜でした。
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