09/19の日記

01:48
408号室の怪
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PM7:30
友人の「今日は飲むぞ〜」という電話で居酒屋へ向かう。
だらだらと飲みながらバカ話をすること数時間、「もうそろそろ帰ろっか」という言葉で飲み終了。
ちょうど日付が変わった頃でした。

かなり気持ち良くなりながらもしっかりマンションまでたどり着き、エレベーターに乗る俺。いつものように4階のボタンを押す。
ほどなくエレベーターは4階に着き、その扉が開く。
その瞬間俺の目に衝撃映像が飛び込んできました。

408号室の前に全裸にメガネの男性が…。

不審者だ!明らかに不審者です。
仮にこの状況で彼に

「決して怪しい者ではございません」

と言われても信じてあげることはできないでしょう。多分常識ある一般人なら誰だってそうだと思います。信じてあげられる人がいるとすれば、その人はきっと裸族です。

俺がエレベーター内で言葉を失っていると、どうやら彼は俺の存在に気付いたらしく、ヤベェ…って顔をして408号室に入っていきました。
どうやら408号室の住人だったようです。

一体彼は何の為に自室の前を全裸でうろうろしてたんだろうか…。
何かの儀式か?それとも単なる性癖か?

全ての答えは闇の中。
答えを見つけだす為には408号室の彼に直接聞くしかありませんが、当然俺にはそんな勇気はありません。
わざわざ彼の部屋を訪ね、「あれは我々○○族に古くから伝わる風習で〜」などと言われてもリアクションに困るし、なにより

「性癖です!」

という答えが返ってきたら無事に帰れる気がしません。貞操の危機です。俺だって我が身がかわいいのです。


こうして神奈川県のマンション内で起こった小さな事件はあっという間に迷宮入り。多少彼の行動は気になるものの一晩経てばきっと忘れることでしょう。
とりあえずこの教訓を活かし全裸で外をうろうろするのは止めようと思った竜太郎でした。

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