脱色駄文

□生と死と性と
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理解した時の、僕の喜びと絶望は、書き表しようもありません。



あぁ、貴方は。

『生』を『死』に見出だされたのですね?

だから、第一次欲求に死を重ねているのですね?


だから僕を抱く時、貴方は僕を殺すのですね。



やはり貴方は、こんなにも不安定でした。




貴方はその安定の為に、僕を抱くのですね。
抱きながら生かし、殺すのですね。



僕は何度となく、貴方の腕で死んで逝くのです。


僕は、幸福……なのでしょうか?

貴方の為にある事は、確かに幸福なのに、貴方を救えない事は、虚しい。




痛い痛い幸福に、僕は何時まで耐えられるでしょう?

それでも、僕は貴方の縁になります。
貴方をココに繋ぎ止められるように……













『殺したい訳じゃねぇんだ……』














その言葉を聴くのは、何時も夢の中。
途切れた意識の向こう側。









生と死と性と


それは全て繋がりを持った、貴方を貴方にする証。












END
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