脱色駄文
□虚ろの宮の破壊と秩序
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“セカイ”の敵は誰?
そして僕らは、理不尽な刃に貫かれ、内輪揉めの犠牲となり、奪われるべきでない命を散らせた。
貴方達は、秩序を守る為の秩序の破壊者。
貴方達はこれ程に傲慢な『カミサマ』。
「神なんていなければ良かった」
死を司る。
生を省みる。
しかし、貴方達にとって、一つしかない死の秩序。
「何処まで行っても相容れないのですよ」
貴方達が、貴方達で有る限り。
僕らが、僕らで有る限り。
魂が無限の輪廻を巡る限り。
魂の安息が個々に存在する限り。
虚ろの宮の秩序は、貴方達によって乱され、壊され、僕らの安息は失われ、死は全てを別つ。
それが正しい輪廻だとしても、僕は受け入れる事等出来ない。
失いたく無い人が居たから……
崩れ落ちた虚ろの宮に、遺されたのは……
“破壊された秩序”
END