ときメモＧＳ２
□再確認（志×主）
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〜12月31日〜
薄暗い中、腕時計を見ると夜11時40分を差していた。
(まだ年越してなかったか……)
オレはひと眠りしたあと、ちょうど目が覚めたところだった。
いつもと変わらぬハードメニューで、みっちりと練習をこなした部員たちは、大の字になりながらぐっすり眠っている。こんな風景を見ると、いつもと違うな、と実感させられる。
というのも、オレの所属する羽ヶ崎学園野球部は、学園の敷地内にある合宿所で冬休み合宿を行っているのだ。
カウントダウンとか騒がしいことが好きじゃないオレにしてみれば、静かで平和な合宿になったわけだ。
そんないつもと違う大晦日を味わいたくなって、なんとなく外に行ってみようと思った。
オレは、重い身体をゆっくりと起こし立ち上がった。
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