夢幻

□Bitter Sweet ー呪われたチョコー
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晴「…で、なんじゃ? 用って?

つかさ、昭仁…

せめて、着替えろよ パジャマ姿でみっともない…orz」

ス「きゃうん

玄関先で、寝間着姿(T-shirtとpants)で出迎えられた晴一は、嫌そうに彼に言った。

昭「…〜ええじゃろ、ワシんちなんじゃから…


それよりもさ、新藤〜見てみぃ

凄い量じゃねぇ


昭仁は、二つの段ボールに山のように入っているchocolateを見てハシャいで言った。


晴「今年も、日本各地からこんなに届いたんかぁ

毎度毎度思うが、食いきれん量じゃなぁ

でも、ありがたいし嬉しいからいいや

スゴを床におろし、晴一は段ボールにいっぱい入っているチョコの山を見た。




…すると、ふとチョコの山のてっぺんにあった一つの真っ黒い包装紙に包まれたチョコに目が止まった。


晴「…なんじゃこのチョコ

真っ黒い紙に包まれとるが…


…なぁ、昭仁ぉ〜。
これ…なんじゃろうか…おまぁにも入っとるみたいだし…

…なんか、怖いなぁ…もしかしたら、変なまじないとか…黒魔術とかの類…じゃないよなぁ…


夜(冬夜)に聞いた方が、ええかなぁ…(怯)」

晴一は、そのチョコを手に取ると…昭仁に問いかけた…。


昭「…新藤ぉ、おまぁは心配性じゃのう…

第一に、ワイらがそんなもんかけられる訳ないじゃろ〜


それに、夜だって今頃彼女のひとりや2人と仲良うしとるって


邪魔しちゃぁ…ハイキックが飛んで来るけぇ…

んじゃぁ、食べようぜ新藤

晴「…そうか

…んじゃぁ…

いっただきま〜す

…」



心配そうにしている晴一を余所に、昭仁はいつもの無邪気な笑顔でチョコを食べた。


それに安心したのか晴一も、一口チョコをかじった…。



ス「Σぎゃわん!?

きゃんきゃん


突然、スゴが何かに怯えたように騒ぎ出した!!


晴「ど、どうしたんじゃスゴ

…って、スゴが何故か低い位置に居るような…

それに、服もブカいような…


なぁ、あきひ…

Σうわぁぁあぁぁ


晴一は、隣に居る昭仁の姿を見て驚愕し絶叫した!


その声は、部屋中に木霊していた…。





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