絶対彼女!
「――そしてその女性は今も尚、自分を裏切った男を怨んで成仏することが出来ず、夜な夜なさ迷い歩いているという…」
「こっ、恐っ! アタシ今日寝れそうにないぃいぃ…! さっすがタケルくんね…っ」
「あははっ。褒めすぎだよ京さん」
「ねっ、ねえっ、伊織! 伊織も恐かったわよね…!?」
「ぼくは別に、」
「なんで恐くないのよ!? すっごく恐かったじゃないの!」
ですが。
「ぼくは幽霊などといった非科学的なものは信じない性質なので」
「なによー! 例えそうだとしても恐いものは恐いじゃないっ!」
「はあ…。どうもぼくはそういったものは自分の目で見ないことには…」
「なら伊織くん」
にっこり。
「ヒカリちゃんと一緒に行ってみれば? さっきの話はヒカリちゃんが見て体験した実際の出来事だから」
「「……ッ!!」」
(彼女が言えば非科学的だろうが理屈無しに全てを信じてしまう。)「ヒカリさんが言っていたのなら絶対ですから…本当に幽霊が…っ」
「バカ伊織! さっきより恐くなったじゃないのっ!」
10000hit企画。
霊感少女ヒカリ。
というより、ヒカリが言えば02キャラ(タケル除く)にとってそれが真実。