宝物小説(戴き物小説)3

□不思議の国の
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目の前を通り過ぎていく「白いウサギ」の岬くんの可愛いらしさに、若林くんは思わず猛タックルをかけました。
「僕急いでるんだけど。」
「女王なんてほっとけ。さあ帰るぞ。」
「えっ?どこへ?何で?」
じたばたする岬くんを肩に担ぐと、もと来た道を急ぐ若林くん。
「俺の家に帰る。帰ったら結婚式だ。」
「えっ?だって会ったばかりだし、この話まだ始まったばかりだし、きっとみんな待ってるし…。」
「待たしとけ!」
こうして、不思議の国の若林くんはお嫁さんの白い岬くんを見つけて、お家に帰って行きました。


めでたし。(笑)
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